子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録&中高一貫校でのアレコレ

うちの子たちの中学入試振り返りと、その後の学生生活でのあれこれを、時系列はばらばらですが気侭に書き散らかしています。

分析しましょう

ここ数週間、現5年生のお子さんのいるリアルの友人知人とお話する機会が多く、相談や雑談やおせっかいでいっぱい話をしました。

そこで私がかつてやったこと、今回話したことを忘れないうちに(!)書きます。

 

我が子もそうですが、成績がズルズル右肩下がりになる時は、あります。人間ですからいつも絶好調とは限りませんし、当たり前です。

その時にどうするか⁈。世の保護者を悩ます頭痛のタネです。

 

①声かけをする

自力でなんとかできる子は、自分でも危機感を持ってる子と問題を先送りにして問題を直視していない子の2パターンがあると思います。

前者は自覚があるぶん焦りを加速させては逆効果なので、声かけすら不要かもしれません。お子さんのタイプをよく見極めてください。

先送り型はマズイと自覚できれば、ここで立て直せます。自覚を促すだけで、本人が一番何が苦手かを実感を持って知ってるはず。

まぁ、これらの子たちは稀です。よくできる子たちです。それだけで親御さんはお子さんを誇りに思っていいくらい。そして、この段階でどうこうできるお子さんならばきっとこの先の文章は読まなくても大丈夫と思われます。

実際にいらっしゃるんですよね…こういう子がある程度の割合で。心底羨ましいです。

 

だいたいがそれでは効果が出ず、これでもか、これでもかと下方修正をくりかえされてしまうから、親はガミガミと理性の狭間で苦しむんだと思います。安心してください、それは普通です。みんなそうです。

だからこそ、先に①の段階に行けたらアドバンテージになるのですが。

 

②弱点を分析する

まず、模試の結果を広げましょう。最新の一年分で良いです。今時の塾は親切にジャンル×難易度×正答率を問題ごとに挙げていませんか?。

ジャンルごとの大きな書き分けをします。

次にそこにレベルごとの正解率をざっくりで良いので書きましょう。

その中で、全体の正答率を書き上げます。

 

全体の正答率から話すと、みんなが取れないC問題(発展問題)はこの段階で克服を狙わなくて良いです。

その前に、浮かび上がったA(基礎)とB(標準)に注視してください。思いがけずA問題もそれなりの割合で落としてませんか?。そして子供はきっと思ってる、"うっかり"ミスで理解はできてると。ちがーう‼︎‼︎‼︎。連発したり多発したり常連でやらかす間違いは、もうすでにウッカリではないです。

成績が落ちてきたと感じるお子さんは、親も発展問題に目を奪われがちですが、ほぼ基礎も"とりこぼし"として揺らいでいるのです。点が取れる子は必ず取りたい問題は絶対に取ります。うっかりはそんなにしょっちゅう起こるものでは無く、次にゼロにする努力をして、結果を出さなければ。子供の思ってる、そのあたりの気持ちを変えさせましょう。

この辺りの対策は過去の記事の

ケアレスミス撲滅運動①

ケアレスミス撲滅運動②

も併せてご覧になってみてください。

 

基礎力が固まったら、その先に発展問題への挑戦があります。

⬆️のお子さんのようなタイプは、発展問題も解法は理解していても、間違い原因が単純ミスなことも多いです。繰り上げ繰り下げ忘れ、とかね。単純ミスへの意識が変われば発展問題も取れます。

こちらへの純粋な対策が必要な子は、解法がわからない子だけ。それは量です。同じパターンを短いループで繰り返しましょう。

 

間違いの原因が違うと対策も違います。

そして、単純ミス軽視系の我が娘は、進学した今でも漢字間違いや英語のスペルミス、時制ミスを軽視します。戦いも無限ループ…。ちょっと違うのは、それは娘自身の戦いになってるということですね。

 

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さて、6年生は関西統一日まであと4週間、関東本命の場合は1ヶ月半。ここで迷わずまだわず突き進んで願う星🌟を掴み取ってほしいと願うばかり。

心から応援しています。