子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録&中高一貫校でのアレコレ

うちの子たちの中学入試振り返りと、その後の学生生活でのあれこれを、時系列はばらばらですが気侭に書き散らかしています。

反抗期バンザイ

春休みに入りました。

 

昨年度、息子が一つの決断をしてきました。してきた…つまり私には完了した時点での事後報告だったのです。

その前にどうも他のお母様方と連絡を取っている時に、噛み合わない会話になっていて、あれ?っと感じてたんですよね。

うわぁ、と思いました。彼は自分で決められる人間になろうとしてるのかもしれない、大きな一歩だと思って。

 

こういう、決断事のハードルの高低は個人差があります。

私はちょっと背伸びしたり頑張ればできること、先行きが想像できることは1人で決めてしまい、やってしまいます。反対に、結果がどうなるかわからないような事やその行程が読めないことは、なかなか決められず踏み出せない。

夫はかなり挑戦的なことでもやってみたらいいやんと、さくっと踏み出します。反対に細やかなことは相談してきます。

さて我が子はどうだろう?。この視点から我が子たちを見たことが無かったので。それともこの決断は、彼にとってはそう大きなことではないのかな。私に似てるような気もしますが、夫側の人の気もします。まだまだ成長+変化の時期なので、どう化けてくれるか楽しみなような怖いような。

ちーんまり収まって欲しくないけれど、そんな気配もあっただけに、自ら変化を呼び込んだ行動力にちょっと感動した母だったのです。

 

ちなみに、同じことを数ヶ月遅れで娘もやることになりました。

学校の違い性格の違い性別の違いもありますが、彼女はずーっとずーっと悩みを相談し吐露し、そこで留まって自ら動くのに勇気が足りないタイプのよう。問題となっていたことが悩みの原因で、改善の余地や余裕やできるべき事が無いのなら距離を取ることも1つの方法と、背中を押したのは私です。

押した後、たった3日で娘は一挙に動きました。その瞬発的な行動力は予想外。もう少しグダグタするかと思ったんですけどね。

 

やはり人って、我が子であってもそれぞれ違うなぁと、面白い。

願わくばどんな変化にも柔軟に対応できる、メンタルのタフさを身につけてほしいなぁと願うのです。

 

子供は違う人間だから

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なぜウチの子たちの部屋はカオスなのか?。

なぜあの子たちはやってと言ったことをウッカリ忘れるのか?。

 

お恥ずかしながら。

我が子たちは整理整頓が苦手。とても苦手。彼らの自主性に任せていたら部屋は腐海になりそうで、定期的に爆発or雷で私が疲弊する負のサイクルです。子供に代わりに掃除してあげるのは癪なので、たまーに腹に据えかねてビニール袋(ゴミ袋)に散らかってるものを全部突っ込んで彼らの部屋に置いておいたり、服・本・プリントくらいの仕分けだけして積み上げておいたり。

他には、私の指示を半分くらい"ついうっかり"忘れてくれます。それだけ忘れるのはウッカリ八兵衛レベル!と言ったら、今時の子は水戸黄門がすぐ連想できないのでポカーンでした。それくらい、抜けてます。忘れる≒重要視してないからかなぁと考えたり。

私もけしてキレイ好きではないです。ないですが、バタバタと片付ければ、それなりにお客様をお迎えできるレベルはなんとかキープしてるつもり。

物忘れに関しては、仕事に関してはシステムのリマインド機能と付箋メモをフル活用してますし、家事にはひたすらメモ。だって忘れるので。私ほど私を信じてない人は居ないと思います。そんな私から見たら、彼らのうっかりの頻度はひどすぎる。どれだけ自分の記憶力に自信あるの⁈と思わざるを得ません。

 

このままでは、君らは中途半端な社会人になると何度脅したかわかりませんが、子供たちが自ら意識しないことには何も変わらない。

生き方指南書は好きでは無いのですが、この本を読もうと思ったきっかけは、我が子を理解するためです。本屋で平積みにされてるのを見たとき、これだ❗️と思いました。

内容はなかなかの言い当て感。これもあれも、うちの子たちのことだ🌟と思いつくページばかり。問題は、私が彼らがなぜそうなのかを理解してても、変革には実行する人たちの意識ありきは絶対に必要ということ。この本は、自分を変えたい人が読む本なのでした。

そこで、母はこの本を我が家的課題図書に指定しました。期末試験は終わりました。春休みに遊ぶためには、読破して私に口頭レポートしてもらいます。

さー、春休みまであと少し。課題だから☝️と言っておいたキッチンカウンターに放置されて数日。読む気あるのか⁈。

塾という言い訳

我が子が卒業した小学校。最近荒れ気味という噂を聞きました。ちょっと前までは落ち着いた地域密着のいい学校だったのに…。

 

原因は1つ2つではないのですが、その中の1つに受験塾に通ってる子たちの振る舞いがありました。まだまだ切羽詰まらない学年、つまり3年生か4年生。

例えば、学校の宿題は塾の宿題があるからできませーん、と言う。それも複数名が言う。他の子も、私も僕もとなって、先生コントロールできずクラスがわちゃわちゃに。

例えば、新しい単元を学習するとき。挙手して知ってることを答える、それは良いとして。そこからどんどん知識披露大会から、横道に逸れていく。知ってる四字熟語連呼大会になったときもあったとか。

どちらも担任のあしらいが下手なのも一因でしょう。もっと上手く対処できればいいんでしょう。が、すでに不可能になっています。子供を飽きさせないよう、受験に向かわせる中学受験塾の先生に比べたら、小学校の先生の話が面白くないのもあります。集団の真ん中レベルに合わせられた教育が、能力別に分けられた塾のテンポ感から思うと遅く感じるのも仕方ないです。ちなみに、騒いでる子たちの先陣を切るのは、だいたい各塾の1番上位クラスの子ばかりだそうです。

問題は、その小学校の生徒全員が中学受験するならまだしも、家庭の方針は家庭ごとに違います。中学受験する子たちが塾で習ったから知ってると"自慢"して学校の授業にのぞむことは、高校受験で勝負すると決めて小学校での学習を最初の学びにしている子供たちにとっては、邪魔をしている…。また、その流れがアンチ中学受験の学校教師を生んでいるとも思うのです。

 

塾が大変で学校の宿題なんてできません発言は、授業参観の後のクラス懇談会待ち、教室後ろに保護者が並んでる中でのことでした。つまり、親はそう言ってしまうことを子供に許してる…ように思えませんか?。もしくは家庭内で親が塾優先発言をしているとか?。そうでないといいのですが、受験と塾を重視するあまり小学校を蔑ろにする保護者がたまにいらっしゃるのです。そんな姿勢は子供にも伝染しますし、将来的に志望校に入った後も子供は学校を軽んじる癖を引きずります。だから、小学校の出席率を大事にする学校もあると、私は勝手に思ってるのですが。

 

受験を考えて塾にお子さんを通わせてるご家庭は、きっと考えや家庭の方針があってのことだと思います。だからこそ、学校では賢明なふるまいを親子ともにしてくださるようにと願ってやみません。休むのも結構、宿題を"勝手に"しないのも結構、すべてお子さんの身に返ってくることです。覚悟さえあれば、お子さんが責任とれば済む話。ただし、他の子の邪魔はしてはいけない。

我が子たちが小学生の頃、それぞれに何度も言い聞かせました。塾で先取りしてたら学校の勉強が楽勝なのは"当たり前"。だから自慢することではない。学校で学ぼうとする子の邪魔はするな、空気を読みなさいと。そもそも塾自慢すると、友達からも言葉ではすごいと言われるかもしれませんが、心の中では鬱陶しがられるのは、親御さんなら想像できますよね。

息子が6年の時のクラスは妙に塾通いの受験組が多く、参観でも中高生のような空気感がクラスにありました。おそらく自分の事に必死でそんなことを学校でアピールしてる余裕などなかったからだと思います。事実、あのクラスからでた進学先は、東大寺、洛南、洛南女子、六甲、洛星、公立一貫校…でうちの子です。

授業は楽しいもの。学校は友だちと友情を育む場所と時間。どちらかといえばやや弾けたヤンチャで先生から叱られていた子達。その時間も今となってはいい思い出なようです。塾で頑張れる力があるお子さんたちです、ちょっと説明したり想像すれば、いろんな背景はわかるはず。

この話を聞いたときに、話を聞かせてくれた友人に私は思わず毒づいてしまいました。その学年で塾を言い訳にする子は志望校に受かんないよって。せめてつらつら書いたこの内容、その子たちの親御さん、読んでくれないかな…。

 

 

目を見て話を聞きましょう

昨年受けた健康診断。

だいたいどの検診施設でも最後にDrの診察をうけますが、その時のお医者さんは、私には今一つな人でした。

話を聞くときは机台の検診資料しか見ないし。体に心配なことはないですか?と聞かれたので常日頃心配なことをお伝えしたものの、検診結果からはそんなの心配ありませんで切り捨てられ。眼科検診があったがためにメガネで過ごすことで起こる頭痛を、脳梗塞の前兆でないかと調べ始めたり。

いや、Drとしての判断かもしれません。しれませんが、患者の私からしたらピントのずれを感じ続けた問診でした。何より一度も私の顔を見なかった。見てるのはデータと患部だけ?。そんな印象で終わったのです。

 

最近、東大京大より医学部志望、という学生が増えてますよね。それ自体は結構なことです。でも、食いっぱぐれがないとか給料がいいとかいう理由だけで医者になるのはやめてほしいなぁと個人的には思います。

上のお医者さんがどんな目標を持ち、医学部に入り国家試験に合格されたかは知りませんが、学生時代に紙しか見てないんじゃ無いの?と、たかだか10分にも満たない診察で、一患者に思わせてしまう…。私が捻くれ者なせいもあるとは思いますが。

患者は患部だけでは無い。当然そんなことは呼吸をするようにわかってるお医者さんも山ほどいらっしゃいます。実際長く通っている小児科、耳鼻科、歯科の開業医さんたちは、もれなくこちらの話をちゃんと聞いてくださるなぁと、気付いたら比べていました。

この観点って、私が何回も書いているコミュニケーション力がベースじゃないかと思うのです。何の研究もしていない素人の発想なので、そこはご了承ください。だからそこ大事と思って、我が子でのみ試行錯誤しています。企業に入っても起業するにしても、他人と関わらずできる仕事なんて、そうそうないはずなのです。

口下手な息子が、みんな目指してるからで医学部と言うなら、きっとその覚悟を問いまくるでしょう。

 

人の話を聞くときは、その人の目を見よう。それが失礼かなと感じるならお顔を見よう。これは私が子供たちに言い聞かせたことです。もちろん怪しくない、失礼のない程度でね。

Drでなくとも、他の仕事でも、それは当たり前であってほしいなと思います。

センセイ君主

先日撮影が終わったそうなので、こちらに書けるのですが。

 

1/31に娘から大興奮のLINEがきました。"竹内涼真が撮影してるーっ"て。上記の映画の撮影だそうです。

あまり芸能人のことに興味のない娘ですが、実物を見てカッコ良さにノックアウトされたもよう。母は"過保護のカホコ"からどんだけ格好いいか知ってたよーん。

ここです⇩。

 https://twitter.com/takeuchi_ryoma/status/958543495072919553

https://twitter.com/takeuchi_ryoma/status/963689068298231809

バックは神女の校舎✨。

 

そういう目線で見たら、この学校はよく色んな撮影に使われています。お茶の"にごりほのか"のCMも女学院でした。あと、NHKの朝の連ドラも学生時代の舞台に使われてましたね。

ヴォーリズ建築の校舎群は重要文化財でもあり、本当にドラマティックな校舎なのです。そして山の上だから、電線なんかの無粋なものもない。

絵画も音楽も文学も映画も建築も舞踊も、ほかの芸術といわれるものは見て触れて体験して感じないことには感性が育ちません。この美しい学び舎で過ごす6年間が、思春期の女の子に与えてくれるもの。漠然としてますが、内面のことだけに漠然と期待し続けています。

 

ちなみに、その翌週に参観日…私も見れる⁈とテンションが上がったところ、神女での撮影はその日より前に終了でがっくり…_| ̄|○と思いきや。

撮影、まだしてました♡。

遠目に後ろ姿と横顔を拝見。大学生は追いかけてましたけど、こちらは大人なので、通りすがりのをチラ見にだけに抑えました。

頭小さーい。足長ーい。背が高ーい。あら?、これって先日に娘からきたLINEに似た…ほぼ同じコメントあったな。

 

Space

次の世代のフロンティア。それは紛れもなくここ、宇宙じゃないかと思うのです。フロンティアなんて言葉を使うと、私たち親世代は999で旅しなくちゃいけない気分になります…よね?。

そしてBioネタに引き続き、海外ドラマや映画のテーマとして、やたらめったら増加してるように感じるのが、火星。お隣の星です。

 

火星を扱う映画は、移住先に火星をという思惑から発想が広がる内容が多いです。それほど地球の資源の限界が近いのかな?と暗示されるものに不安になるのですが、有限なのは周知の事実。まだ今は大丈夫でも、間に合ううちに次の時代の基盤を作っておかないとというのは当たり前ですものね。

火星映画の中でも感動して、子供たちにもぜひ見てと薦めたのが、マット=デイモン主演の『オデッセイ』。今あの星について知られてる限りの想定で、知恵を絞って生きていく。私の中では永久保存版✨。

 

それでも、まだ火星で移民して行った人間達が繁栄している話には巡り合ってません。それこそガンダムの時代からコロニー暮らし。

地球の誕生も、生命の誕生も、その中で人間が繁栄できたのも、わかりきってたことですが、起こるべくして起きたことではない。とてもとても低い確率での偶然の連鎖で、今の繁栄があります。それをほかの惑星で再現するのは、神様の視点と技が必要なのかなぁと思います。

なのにきっと、人間はこれからも挑戦するんですよね。そこに進歩がある。こんな夢のある仕事を選んでくれないかなぁと、ささやかな夢を託してみてます。

 

 

 

Biotechnology

ある時期から、ホラー映画は転機を迎えました。

 

エイリアンやジェイソン、貞子という訳の分からない異星人や殺人鬼や幽霊ではなく、人間が手を加えたもの制御不能になり、混沌を起こすという内容のものに。

それがバイオハザードであり、ウォーキングデッドであり、私が年末に見た猿の惑星のリメイク版もそう。昔のバージョンはワープ時のトラブルでパラレルワールドに行ってしまうという捉え方でしたが、今は…見てない方にはネタバレになるので割愛しますけれど、時代は変わった。

映画のアウトブレイクあたりが起点なのかな?。映画の世界は詳しくはないのですが、未だに鳥インフルの怖さはありますし、抗生物質の効かない溶連菌もあるし、犬のお散歩に行くとリアルにマダニも怖くなってきました。現実世界も危険がいっぱいです。

まあ、貞子は超能力者×天然痘だから、やや気配はあったのかもしれません。

 

こんな流行りがあらわすように、バイオテクノロジーは明らかにナノ世界の次世代を担う産業と考えられているんでしょう。

一つの産業が興って成熟して衰退するまで、昭和や平成前半は30年といわれていたものが、その半分以下になりつつあります。

ならば新しい産業のタネはどこに⁈と、いろんなジャンルのいろんな人たちが必死に探していて、どうやらここは一つのフロンティアのよう。

光をあて、どうやらその先に豊穣の大地がある気配を感じさせたのは、まぎれもなくips細胞を見つけられた山中教授じゃないかしらと素人の私は思うのですが、研究者の方々はずーっと取り組んでこられてたんでしょうね。人間はどこまで小さい世界を極めることができるのか。どのようにコントロールしていけるのか。

 

この分野がいずれ1つの産業になるのは、きっとそう遠くない未来です。

映画や海外ドラマはどれも破滅的な未来ばかりで、山ほど警告を出してくれてます。どうかそんなことは起こらずに、希望を持てるような世界になりますように。

 

と、なぜこんなことを書いてるかと言うと、子供たちの将来の夢探しの時に、今ある仕事はかなり消えるし、新しい仕事もできてくるし、世界さ変わるよね〜という話題が出たのです。AIの時と流れは同じ。

夫の今の仕事は、あの人が社会人になった時はまだ黎明期の業界です。新卒で入社したのはメーカーの技術職だったので、30年寿命はリアルに身のそばにあったそう。じゃあ子供たちと一緒に次は?10年先は?30年先は?と考えた時に、色々思いついたのでした。

このシリーズ、あと少しテーマがあります。ありますが、私の知識も浅いので、めっちゃ素人の考えです。どうぞそれをご了承のうえでお願いいたします。そして間違えがあるなら、思い込みがあるなら、ぜひご指摘くださいね。