子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録

私たち親子の中学入試までの日々を振りかえり、少しでもこれから挑戦される方の参考になればと思います。

塾という言い訳

我が子が卒業した小学校。最近荒れ気味という噂を聞きました。ちょっと前までは落ち着いた地域密着のいい学校だったのに…。

 

原因は1つ2つではないのですが、その中の1つに受験塾に通ってる子たちの振る舞いがありました。まだまだ切羽詰まらない学年、つまり3年生か4年生。

例えば、学校の宿題は塾の宿題があるからできませーん、と言う。それも複数名が言う。他の子も、私も僕もとなって、先生コントロールできずクラスがわちゃわちゃに。

例えば、新しい単元を学習するとき。挙手して知ってることを答える、それは良いとして。そこからどんどん知識披露大会から、横道に逸れていく。知ってる四字熟語連呼大会になったときもあったとか。

どちらも担任のあしらいが下手なのも一因でしょう。もっと上手く対処できればいいんでしょう。が、すでに不可能になっています。子供を飽きさせないよう、受験に向かわせる中学受験塾の先生に比べたら、小学校の先生の話が面白くないのもあります。集団の真ん中レベルに合わせられた教育が、能力別に分けられた塾のテンポ感から思うと遅く感じるのも仕方ないです。ちなみに、騒いでる子たちの先陣を切るのは、だいたい各塾の1番上位クラスの子ばかりだそうです。

問題は、その小学校の生徒全員が中学受験するならまだしも、家庭の方針は家庭ごとに違います。中学受験する子たちが塾で習ったから知ってると"自慢"して学校の授業にのぞむことは、高校受験で勝負すると決めて小学校での学習を最初の学びにしている子供たちにとっては、邪魔をしている…。また、その流れがアンチ中学受験の学校教師を生んでいるとも思うのです。

 

塾が大変で学校の宿題なんてできません発言は、授業参観の後のクラス懇談会待ち、教室後ろに保護者が並んでる中でのことでした。つまり、親はそう言ってしまうことを子供に許してる…ように思えませんか?。もしくは家庭内で親が塾優先発言をしているとか?。そうでないといいのですが、受験と塾を重視するあまり小学校を蔑ろにする保護者がたまにいらっしゃるのです。そんな姿勢は子供にも伝染しますし、将来的に志望校に入った後も子供は学校を軽んじる癖を引きずります。だから、小学校の出席率を大事にする学校もあると、私は勝手に思ってるのですが。

 

受験を考えて塾にお子さんを通わせてるご家庭は、きっと考えや家庭の方針があってのことだと思います。だからこそ、学校では賢明なふるまいを親子ともにしてくださるようにと願ってやみません。休むのも結構、宿題を"勝手に"しないのも結構、すべてお子さんの身に返ってくることです。覚悟さえあれば、お子さんが責任とれば済む話。ただし、他の子の邪魔はしてはいけない。

我が子たちが小学生の頃、それぞれに何度も言い聞かせました。塾で先取りしてたら学校の勉強が楽勝なのは"当たり前"。だから自慢することではない。学校で学ぼうとする子の邪魔はするな、空気を読みなさいと。そもそも塾自慢すると、友達からも言葉ではすごいと言われるかもしれませんが、心の中では鬱陶しがられるのは、親御さんなら想像できますよね。

息子が6年の時のクラスは妙に塾通いの受験組が多く、参観でも中高生のような空気感がクラスにありました。おそらく自分の事に必死でそんなことを学校でアピールしてる余裕などなかったからだと思います。事実、あのクラスからでた進学先は、東大寺、洛南、洛南女子、六甲、洛星、公立一貫校…でうちの子です。

授業は楽しいもの。学校は友だちと友情を育む場所と時間。どちらかといえばやや弾けたヤンチャで先生から叱られていた子達。その時間も今となってはいい思い出なようです。塾で頑張れる力があるお子さんたちです、ちょっと説明したり想像すれば、いろんな背景はわかるはず。

この話を聞いたときに、話を聞かせてくれた友人に私は思わず毒づいてしまいました。その学年で塾を言い訳にする子は志望校に受かんないよって。せめてつらつら書いたこの内容、その子たちの親御さん、読んでくれないかな…。