子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録&中高一貫校でのアレコレ

うちの子たちの中学入試振り返りと、その後の学生生活でのあれこれを、時系列はばらばらですが気侭に書き散らかしています。

洛南か東大寺か⁈☆リューの選択

我が家はどちらも通学可能なのですが、なぜリューが第二志望を東大寺にしたか?。

 この4つが判断基準でした。

 

○男子校か共学か

○部活

○校風

○第三志望に行く覚悟

 

 マイコが居たこともあり、同じ学校には行きたくなかったリュー。マイコが行くかもしれないという可能性があるだけで、洛南では無かったのです。

西大和ですら、別学だったのでOKしたほど。

仲悪いわけではないのですが…💦。

加えて、男子は男子だけの方がバカになれる…という話を聞いたことはありませんか?。確かにそれはあるかもと思いました。

校風にもよるかもしれませんが、女子の目のないところで、バカバカしいことに熱中したり笑い転げたりして、自分の殻を破ってほしいなと思う部分がありました。

これは、女子が居ても出来る子は出来ますので、あしからず。

 

部活。特に高校からの部活。

東大寺だと皆同じなので、部活は自分たちのチームのみです。

洛南は高校から空コースと海コースに分かれて、中学からの子達は基本空コースに進学します。高校から海コースで入ってきたバリバリの運動部系が第一線で活躍するされるために、空の部活はちょっと違った意味合いのものになるようです。逆に空の生徒に期待されるのは、やはり勉学になるよう。役割期待がはっきり分かれています。

 

塾の個人懇談でも、性格はまあ東大寺の方が向いていると、どの学年でも言われました。

灘以上の自由が謳われている東大寺ですが、そんな所でちょっと変わった友達に囲まれた青春を送ったら、面白い人生になるかなぁと思ったり。

 私の友人の何人かが洛南にお子さんを通わされていてその聞くところによると、頭髪規制なんかはあるものの中学はわりと自由だそうです。

その中の1人は、ある程度の洛南の規律を守りつつ、友人に呼びかけて休日の遊び企画したりして満喫されています。この才能は、すごい。人間力というのでしょうか、求心力と呼ぶべきか、きっとそのお子さんが持って生まれた才能だと、私にもリューにもないものなので、羨望の眼差しで見ています。彼はどの学校に行ってもそんなリーダーシップを発揮できるんだろうな。

…たぶん受け身なリューは、そんなことが出来ない。今でもそうですから、洛南に行っていたとしたら今以上のルール君になっているかも。そんな未来予想もしたのです。

余談ですが、マイコはこの友人のお子さんと近いです。だからこそ、進学先がどこでも6年間を楽しめるかなと思いました。

 

あともう一つ。

第三志望が西大和なら、西大和に行くか第二を死守するか。

リューは西大和に行くことを選びました。

友人達は西大和は遠すぎると、第二志望でくい止めるために、専願切替のできる洛南にされました。

すべてのパターンを検証はできませんから、どれが正解かはわかりません。わかるのは、出願する時の本人と親の覚悟で決めるべきこと、かなと思います。

勝負の3日間③♡マイコ小6の入試3日目

3日目は神女の体育試験の日。

克服した二重跳びや、跳び箱、バスケのフリースロー、マット運動の後転です。

この日は欠席したら即アウト、試験放棄で不合格になります。20点配点で、出席で10点貰えると聞きますが、真偽のほどはわかりません。

試験は受験番号順で、若い番号の人は早く終わりますし後の方のお子さんは待ち時間が長いです。

マイコはここで全て終了です。一緒に頑張ってきた友達は、午後に京女を受けると忙しく旅立って行かれました。

 

私とマイコはお昼ごはんを食べて帰宅。

この時点でわかっているのは、帝塚山だけです。終わったのか終わってないのか微妙な感じですが、見たところ8割は開放感、2割は翌日の結果待ちのドキドキかなぁ。

明日の午前に第2志望、午後に神女の発表です。

 

 

勝負の3日間③☆リュー小6の入試3日目

3日目です。東大寺、人によっては洛南の入試で、灘の発表日。そして西大和の発表もこの日の午前です。

 

朝、けしてゆったりでは無いけれど、まあまあの時間に出かけたリューたち。ここで問題が。夫がその日の夕方には東京に行かねばならなくなったと⁈。

合格発表まで、東大寺から灘へと移動してもらう予定でしたが、途中で私とスイッチすることになりました。とりあえず私は先に発表を見るべく、マイコと一緒に灘に向かいました。

 

夫からのリポートによると、東大寺では、またもや塾別に集まりますが、馬渕の校舎ではありません。学園内のいろんなスペースに。

馬渕は東大寺コースのお子さんと6Nは別に集まるそうです。東大寺コースは今までの成果を全部だそう!という温かな壮行ムード。

これは6Nは灘でこそ見かけた光景です。東大寺では、受かって当たり前なのはわかってるか‼︎という厳し目な戟で、その違いが印象深かったと言っていました。

 

さて、試験真っ最中だろうリューたち。私はマイコを連れて移動。

まず移動途中の電車の中で、西大和の発表を調べます。なかなかサイトに繋がりませんが、繋がった瞬間『合格です』の言葉がすぐに目に飛び込みました。これでリューの受験が3日目の今日で終わることが確定しました。

灘の結果如何では、西大和に入学金を振り込まなければなりません。東大寺の結果まで、待ってはくれないのです。

 

灘には10:30の合格発表…の少し後の、お昼過ぎに灘の体育館に行きました。

リューの昨夜のつぶやきもあり、灘という壁の高さがわからないこともあり、きっと番号は無い、たぶん無い…その時私は泣くかもしれないとマイコに言いながらの道中でした。あまり大勢の中では見たくなかった。

 

体育館は人はいるものの、第一波は引けた状態。6Nの先生方も数名いらしてて、私が来たことがわかると会釈してくださいますが、その表情からは合否をご存じなはずなのに一切なにも読み取れません。ま、私にそんな洞察力が無い可能性大ですけど。本人か家族が結果を知るまでは…という思いからと、良いように判断します。

そして

受験票と照らし合わせて…

 

ある。

あります。

歓喜の瞬間でした。

受験票と同じ数字が、ちゃんとある。

5回見直しました。番号読み上げました。

やっぱりあります。

信じられない思いでいっぱい。思わずその場にいらした6Nの先生方にお礼を言って回り、点数貰ってくださいね〜と声をかけていただくなんてことも。

そんなにギリギリでは無く、5科目とも合格最低点に余裕が"ややある"点数でした。

帰り道のロイヤルホストで、マイコになんでも食べていいからね〜とステーキOKした時の機嫌の良さは、今でも浮かれすぎと彼女から言われます。

 

その後、マイコを自宅近くの駅で降ろして祖母が待つ自宅に帰宅させ、私は近鉄大和西大寺へ。道中、夫とは連絡を取り合い、一足先に結果を伝えポーカーフェイスでいてねと頼みつつ、どこで入れ替わるかの打ち合わせをしていました。

東大寺から灘への移動は、近鉄高の原から大和西大寺までいくと阪神魚崎までの直通電車があります。乗車時間は約1時間。マイコが尼崎から学園前まで移動した、近鉄阪神の乗合特急です。これで東大寺組はみんな移動していました。洛南だと京都駅からJRでさくっと住吉まで移動できます。

西大寺まで向かってる途中、夫が"一緒にいって結果だけ見るわ"とメールしてきました。なーにー⁈。見届けたら新大阪から即東下りするつもりみたいですが、なんだか3日リューと一緒に行動して、最後まで立ち会わねばと思ったようで。

 

結果を先に知っても自分には伝えるなと言っていたリュー。私、一世一代の名演技をしました。顔の下半分をマスクで隠していたから、マスク様様です。

不合格やったら灘行くのこれが最後やなぁ…というリューに、(それは無いけどね)と内心思いながらもそうやねぇ…と返す声は平常心を心がけ。同じく結果知ってる夫は寝たふりだか本気寝をしてるし。

加えてこの時の私の体調、絶不調💦。受験生には気取られないよう気をつけてましたが、喉からの発熱は明らか。イブプロフェンで下げていたものの、この移動の1時間がなんともつらかった。薬は切れてくる、目の前では飲めない、体だるい、熱っぽい…と。

で、魚崎に着いたのは14:30ごろ。発表の掲示は15時までです。体育館に駆け込んで行く子達…。私がその日2回目の体育館に入った時は、満面の笑みを浮かべた息子の姿がありました。

 この瞬間、リューの中学受験が終了しました。

 

息子とバンザイ写真を撮って早々に、じゃ行くしと東京に向かった夫。

夜にリューと帰宅後、一番に伝えたいという5年までの担任の先生(=マイコの神先生)に電話して、授業中という6Nの担任の先生には伝言をお願いして。

その直後、応援にきてくれていた私の母に後を託して、バタッと倒れるように眠った私。もう限界、風邪は寝ないと治らない。ものすごい深い眠りですが、快眠でした(笑)。 

※合格直後の手続き

合格後に進学先を確保するために入学金を振り込むのはもちろんですが、手続き書類はどう入手するのか?。あらためて考えたら学校によってまちまちです。

パターンは3つ

 

○郵送でおくられてくる

○発表時に受け取り

○召集日に配布

 

☝️ここで一番気をつけなくてはならないのが、2番目の発表時に受験票と交換もしくは照合していただくパターン。

わかりますか?。

ネット発表があろうとなかろうと、学校まで行かなくてはならないんです。連日の試験真っ只中だと、子供と行動を共にする大人以外に1人、受け取りに行く大人が必要です。

東大寺同志社女子はここに当てはまります。

マイコの第2志望もここ。

なので、ネット発表があっても決められた時間までに学校に行かなくては。

合格発表のハシゴも、組み合わせによってはありえるのです。両親で協力して、もしくはお祖父様お祖母様の出動も必要とあらば覚悟しなければなりません。

 

神女や帝塚山、愛光、西大和は発表の日か翌日〜3日後くらいまでに書留で送られてきます。

1つ目のパターンです。

体は楽ですが、物が来るまで合格を信じきれない心待ちになるのは、私だけでしょうか?。

 

灘は全員、受験票を見せて自分の点数がもらえます。それ以外は合格した証明はなく、わりと日を置かずにある保護者の召集日でようやく色んな書類がいただけて、ホッとします。3つ目に当てはまりますね。

たしか2月の本人が行く召集日まで、受験票は必要なので、保護者が大事に保管なさってください。この日のことはまだ改めて書きますね。

勝負の3日間②♡マイコ小6の入試2日目

多くの神女志望生の親が悩むのが、第2志望以下の受験校。

神女が飛び石の二日間という入試、校風、子供との相性、進路指導、大学受験対策…色々悩みポイントがあって、そのどの観点からもピタッとくる第2志望、第3志望はなかなかないというのが実感です。それくらい神女は特殊な校風なんだと思います。

 

同様に悩んだ私とマイコが決めた、神女以外の受験校。

1日目の夕方にうけた帝塚山は、女子には非常に丁寧なきっちりした学校だと感じて、通わせたい学校の1つでした。制服も可愛いし、バイオリンを必ず履修するなんてドラえもんの静ちゃんのよう。体験授業では液体窒素に素手を入れさせてもらったり、液体酸素をみたり、水銀の重さを実感したりとなかなか面白い。

レベル的にもスーパー選抜だと神女や第2志望と遜色なく感じましたし、母の想いの中では第2志望と横並びで同率2位扱いでした。第2との差は、受験する≒進学するかもしれない塾友の人数の違いだけ…。ま、女子には友達大事ですから。

神戸方面からは奈良となるとギョッとされますが、阪神の特急に乗れるのであれば1時間もかからず一本で行けるし、ありだなぁと思うのです。

回し合格もありますし。

 

さて、その他。

第2と第4は共にこの2日目にうけました。午前が第4、午後が第2。

第4志望は同志社女子のWRコース。

同女は烏丸今出川同志社大学の隣にあり、京都御所の北西。阪急+地下鉄かJR+地下鉄で行ける、非常にアクセスの良いロケーションです。このロケーションが、午後受験への移動をも楽にしてくれています。

同志社女子は、校風だけならマイコが受けた中では神女に一番"似てる"と思います。

試験はあっけなく終了。マイコからはきっと合格する、という傲慢な一言すら出ました。ここを志望しなかった理由は、大学は再チャレンジしてほしいという我が家の方針のせい。ほぼ同志社大学に進学するこの学校だと、マイコはそれに合わせてしまいエスカレーターで進学するだろうから。

(よくエスカレーター先は同志社女子大では?と言われるのですが、同志社系列は高校の成績の上位者から進学学部をえらべるそうです。薬学なんかは同女大のみですが、法学や経済に行きたい子は同志社大に行きます。結果、同女高からは同志社大学の割合が一番多いそうです)

この間に、私は帝塚山の結果を調べます。

S選抜が残念で、英数への回し合格。なんとか進学先は確保。手放しで喜べないの結果なのはマイコらしい…。

終わったら第2志望校に移動。途中マクドでお昼ごはん食べます。神女が終わって緩んだ気持ちが、この微妙な回し合格という結果でやや引き締まったかも⁈。

 

第2志望は、諸事情により学校を明らかにしませんが、きっちり管理をしますと先生方が言ってくださる学校です。校則も厳しく、神女とは校風全く違います。英語教育に力を入れているところは共通点。

第1と第2、あまりにも校風が違うことは、関西圏の女子の選択肢があまり多くないこと、通学時間にも限度があることなどから 、ご縁をいただけたところがマイコに合った学校と思うようにしようと考えました。

幸い、リューよりも器用な性格のあの子。どの学校でも楽しく6年間を過ごすはず、などと都合よく考えることにして。

 

さて、第2志望です。

入り口で受付をしたら体育館に案内されます。そこにはマイコの担任、神先生の姿が✨。母子ともにホッとした瞬間でした。

そして馬渕生の集合場所には、神女コースの先生の姿もありました。ちなみにこの神女コースの先生、愛光の時も入り口での応援に駆けつけておられて、マイコ的には非常に縁起が良い。どちらの先生にしても、マイコをリラックスさせてもらえる、非常に恵まれた応援部隊でした。

塾生が揃った中で応援のメッセージを述べられたのは神先生。そして、その後、親の作った花道を通って、子供たちは試験会場に向かいました。

 試験が終わるまで長かった…。保護者待合室で読書して待ちます。

 

終了した頃はもう真っ暗で、出てくる子の顔は見えにくいし、みんな顔の下半分マスクだし、メガネも多いし、コートやジャンバーは暗めだしと、視力に問題がちらほらする私たち親世代への挑戦状か、リアル版ウォーリーを探せのようです。

今年以降、午後受験で終了時間が遅くなるようなら、お子さんに何か暗がりでも目立つ反射板アイテムを持たせられるかリュックに貼り付けるかされることを、心の底からおすすめします。

 

マイコの手ごたえは、まあまあ。

このまあまあって曖昧すぎて危険なんだな…。私の予想では、おそらく点取り合戦になるだろう第2志望。マイコお得意のケアレスミスが命取りになると思われるのです。が、今はもう言うまい。

これでマイコが受ける、学力勝負の試験はすべてが終了です。

 

プリント捨てるー!

テキスト捨てるー!

私がこの瞬間に思ったことはこれでした。

勝負の3日間②☆リュー小6の入試2日目

2日目。

西大和に民族大移動する日です。灘だけでなく甲陽の受験生も似たようなルートだと聞きます。

 

朝、リューに頑張れコール。

1日目と同じように早朝特訓からの、塾別入場。夫からはやや時差で、6N先生方と握手してる姿、門を一人でくぐる後ろ姿が送られてきました。

この日は彼の表情がややかたいのが印象的でした。聞くなと言っていたリューですが、昨夜ちらっと得点源の算数で、初日の出来が手ごたえがなかったと漏らしていたそうです。

 

リューが試験の間、夫はホテルに戻り荷物をまとめてチェックアウト。お昼ごはんは移動の電車内で食べれるように、おにぎりを調達しておいてくれました。

試験後に合流して、住吉へ。殆どのお子さんが移動するので、道中のJRも駅もそれらしい親子連ればかりだったそう。

ちなみにお泊り荷物のキャリーバッグは、馬渕の王寺校舎で預かってもらい、身軽に西大和に行けました。

 

西大和が終わってから、2人から電話が入りました。

お腹が空いて自宅まではもたないから、王寺駅近くの王将で食べて帰るって。その後帰宅は10時💦。まだ明日に大事な大事な東大寺があるんですけど。

お風呂に入ってホッコリして、ぽつっと寝る前にリューが呟いた一言…明日の東大寺は全力ださなあかんと思う。灘しか見てなかったけど、東大寺も最高の学校やんなって。

よっぽど自信が無かったんだね…。

※前泊について

悩ましいことかと思いますが、いざという時にタクシー飛ばせる距離でないなら、前泊をおすすめします。

キャリーケース転がしながらの受験なので大変かとは思いますが、マイコの記事にも書いたように…

 

○早朝特訓がある

○電車のトラブル

○交通トラブルによる子供の動揺

 

が怖いなと思うのです。

特に3つ目。遅延証明書は出るでしょうが、子供の心が波立ってしまった持ってる力が出せないのは悔しいです。どうせぶつかるなら、全力を出させてあげたいですよね。

また、タクシーも、我が家より年上のお子さんのいるご家庭で某山の上学校の受験日に禁断のタクシーに乗らざるを得なくなって、渋滞にはまるというトラブルもあったと聞きますが…。

リューのお仲間親子は、東大寺のためにも奈良県内にホテルを取って泊まり歩いておられました。我が家は共に第1希望校だけでしたけれど。

 

そしてどこ泊まるの?とリューもマイコも聞かれたこともあり、どちらも励まし合い頑張ってきたお母様方にはホテル名をお伝えしたところ、同じホテルに変更してこられたりしました。私の情報や分析を信頼してくださったのかな〜と嬉しくなったのは、内緒です。

ちなみに泊まったのは芦屋にあるホテル竹園でした。前日までに予約しておいたら、お弁当にカツサンドが手配できるそう。我が家はそれ、失敗してます💦。マイコの時に知って、残念ながらコンビニおにぎりになりました。前泊の困るところは、お弁当が必要なときに手作り弁当で励ませないことかな。

ここは巨人軍の定宿らしく、精肉店も経営してるホテルなので、お肉絶対美味しいはず!。リューと夫は1日目の夕方、コロッケをお肉屋さんの方で買って、絶品だった✨といいます。買って帰ってきてくれたらいいのに…。