子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録&中高一貫校でのアレコレ

うちの子たちの中学入試振り返りと、その後の学生生活でのあれこれを、時系列はばらばらですが気侭に書き散らかしています。

女子だけの体育祭

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天気予報がここ数日コロコロ変わるのでどうなることかと心配していましたが、今年も無事体育祭が行われました。

 

女子を女子たらしめてるのは男子だと、なにかの本で読んだことがあります。

なるほど女子だけだと彼女らは自由です。勝負の世界に可愛こぶる必要もなく、純粋に勝負に専念できる。楽しむことができる。

…なーんて感じながら見てました。

 

また、学年が進むにつれどの子も馴染んでいってる様子がわかります。

今年初の体育祭でちょっとはじらいもあり硬かった現J1さんも、来年は組Tシャツの一部が書き込みで埋まり、クラスや学年だけではなく縦割りの体育祭用の組にも居場所があることを満喫し始めるのです。

6年もあれば当たり前なのでしょうか?。だとしても、誰もが持ってる力を楽しめている彼女らを見るたびに、この学校に通わせて良かったなぁと思います。

 

そんな私、この時期に毎年やらかします。

…日焼け。どこか必ず日焼け止め塗り忘れて、真っ赤っか。もうお肌のターンオーバー遅過ぎて二度と来ないかもしれないのに〜😭

 

申し訳ありませんが、体育祭は学院関係者のみの行事のため、写真は公開不可なのです。せめて晴れてきた誰のものでもない青空だけ、ささやかですがお届けします。

 

確かに前に進んでいるもの

中学3年、高校3年。

長いようであっという間です。

 

先日、某ボーッと生きてることを叱ってくれる5歳の女の子の番組で、なぜ大人になると時間が経つのが早く感じるのかを教えてくれました。"トキメキが無くなるから"だそうですね。

なるほど確かに。

ときめきだけではなく、様々なことに心揺すぶられていた小学校の6年間は本当に長かった。その後の中学3年・高校3年・大学4年と、あっという間に時がすぎ、光陰矢の如しとはこのことか!と思ったことを覚えています。経験や知識が増え、図太くなっていったからですね。

 

我が子達はどうなんだろう。

傍目にはキラキラした学校生活を過ごしているようにも見えるし、友人関係になやんでいるようにも見えるし、漠然とした流されるように過ごしてるだけの時間もありそうに見えるし。

ただ、良くも悪くも親が見えてるものが全てではないはずで。彼らの中で、揺れながらブレながらも大人に向けて変わってきているものがあるのは、感じています。

トラブルも無いのにそこを親が知ろうとするのは、私の方針では成長の妨げ…というか野暮かなぁと思って、なんかあるんだろうな程度の思いを込めて、ぬるくぬるく見守っているつもり。時々こんなので大丈夫なん⁈と心配になってガミガミ言ってしまうのは、やはり世のお母様共通の感覚ですよね?。母も悩み悩みやってるのです。

 

ガミガミ言わへんからね?

ガミガミ言わさんといてな?

親からあれしろこれしろ指示されても素直に聞く気になれへんやろ?

言われる前にやりや?

自分で考えや?

 

そんな心の声は、まれに口から漏れてしまうのです。困ったもんだと言いつつ、そう遠くなくやってくる子育て一区切りまでの時間を、楽しんでいるのでした。

『ちはやふる』

我が家の漫画、子供達が小学生の頃は私の検閲を通過したものだけ購入していました。なぜって、今や少女漫画といえどR指定の程度が微妙なもの、増えていませんか?。かつて親世代をキュンキュンさせただけの少女漫画雑誌ですら安心できない。表紙見るだけで、えっっっ💦と親的に引いてしまうものまであります。もしかしたらこれは、思い込みによる十把一絡げな目線かもしれません。でも小学生の母だった私には危険オーラがあったのです。

 

その中で、これは小学生から"安心して"読ませられます。そして甘酸っぱい気持ちを思い出します。プラス、百人一首に興味を持ってくれたら、大学受験を『あさきゆめみし』に救われた世代としては御の字の度合いわかりますよね。実際、この漫画は映画化もされたし、かるた人気出ました。そういえば私の出身高校、あの時代でかるた部あったんですよね〜。こんなことをしてたんだと今更ながらに思いました。

 

何度も買いてますが、私はゲームも漫画もアニメもネットも禁止派ではなく、多少与えて耐性を作る主義です。

完全禁止も良いですが、箍が外れたときの暴走の方がまずいと考えています。その上での、検閲(と言う名の試し読み)からの子供たちへ紹介。

今や、娘は好き勝手に本を買います。息子はあったら読むけれど、購入に小遣いをつかいません。親の手を離れつつある今、どこでどんな物を見て読んでしているかは敢えて暴きませんが、多少の毒なら受け流せるだろうと信頼しています。それはちょっとずつ与えた慣らしのおかげも、わずかばかりあるはず、かも⁈

令和最初の文化祭

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皆さま10連休いかがお過ごしでしょうか?。

今年も灘校は変わらず5/2〜3と文化祭でした。

例年だと2日は平日にあたる可能性も高く、3日に人の波は集中する傾向でしたが、今年は2日間とも祝日。両日ともに多数の来客があったそうです。息子曰く若干1日目の方が多かったとか。お天気も良く、気温も暑すぎず寒すぎず、お出かけやイベントには最高の2日間でした。

微力ながら、私もお手伝いをさせていただきました。昨年も書きましたが、そこに至るまでの本部役員の方々の準備は本当に大変なはず。でも非常にスムーズに働けるようにしていただいていて、感謝しかありません。

うちの息子も学年が上がるにつれて、文化祭での仕事が増えているよう。複数の部活をかけもちしていることも大きい。おかげで労働の大変さを実感し、その分だけ充実感も違うはずと、準備期間を含め疲れた顔をして帰ってくる彼にただただ健康管理の声かけをしていました。

ちなみに今朝はまだ爆睡しています(笑)

 

2日目が終わって帰る頃には、グッズ完売の表示。あいかわらず、すごい。

ですが今年は息子がベアーを入手してくれていたのです。母感動✨。灘は柔道の学校なので、柔道着を着ています。もう来年からはベアーのために並ばなくていい…かもしれない。

 

さぁ、ゴールデンウィークはあと少しとなりました。連休明けにお疲れが出ませんように。私は仕事に行くのが怖いです。

 

 

上野千鶴子さんの祝辞

この春2019年東京大学入学式での、上野千鶴子さんの祝辞を全文読まれましたか?。

 

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

 

新入生への言葉であると同時に、すでに社会人である私たちの固定概念への問いかけでもありました。

実際に私には響きました。

 

組織や家庭は男性を立てて縁の下で女性が動く方が…たとえ女性の方が有能であったとしても男性のプライドを挫いて不和のもとを作らないように動く方が無難…とどこかで思っていたことを、知ってしまいました。見ないふりをしていたモヤモヤです。だってその方が社会システムとうまく噛み合うんですもの。その価値観でいる人が多い職場では、波風立たないんですもの。

もちろん子供たちには読んでと言うつもりですが、夫はどんな反応するだろう⁇。女性役員もバンバンいらっしゃる中で働いているので、まだハードルは低いと思っているはず。きっと実際に対外的にはそう。でも、家庭に縛られるのは自分でないと無意識に思っているのを私は知っています。逆に私しか、知らないのかも。オムツを替えた回数も両手で足りる気がするし、子供たちが病気になっても仕事を休むのはいつも私。習い事の送り迎えも付き添いも、町内会も学校の役員も、全部私。それをしないでいいことを夫に許していた私のせいでもありますが、やはり1番のネックは専業主婦時代に出来上がった分業化のせい。結果、私のキャリアは夫の転勤についていくところから、子供たちが二人とも中学生以上になるまでの長い休暇に入ってしまった。片や、彼は順調にキャリアアップしてきた。うちはそんな構図の夫婦なのです。なんて書いてたら、自分には関係ないと読まないだろうなと行動パターンが予想できてしまった💦。

などなど、思わず家庭内部事情を漏らしてしまいましたが、これはこの年代にはありがちかなぁとも思うのです。私の職場の男性…特に役職者は、働き方改革のシワ寄せか21時近くまで働いているよう。じゃあ、家庭のことは奥様が一挙に担うしかない。うちと同じでしょう、きっと。

 

もう40台50台の年代が、いまさらずっと持ってきた価値観を変革するのは難しい。歳をとれば思考の柔軟性を失いがちです。だからこそ、なおさら今から社会に出る人、出たばかりの人には、疑問を持ちより良い関係性を築いていってほしいものです。

 

 

『SLUM DANK』

漫画紹介シリーズ📕

王道そして永遠の青春漫画です。少なくともお父さん方は読みましたよね。

うちは、息子が小学校時代の試合で、"負けても別に悔しくない"なんて言ったその日に迷わずAmazonでポチッと購入しました。私、弟が買っていたジャンプで連載中に読んでいました。ちなみに今は大人なので、愛蔵版✨です。

悔しがってよー。

負けず嫌いになってよー。

花道も流川も仙道もミッチーもそうだよ。赤城先輩もそう。みんなそう。

そして安西先生の言葉を噛み締めてよ!。

そんな思いで、息子に読ませたくて買いました。

買った当初は全然読んでくれなくて、本棚でホコリがたまるまま。むしろ夫が読む、私がひさびさに読む(笑)。それがなんだか最近、息子が読んでる気配があるではないですか✨。やはり花道らと同世代になると、共感できる部分が生まれてきたのかな。

ちなみに母は仙道派です。

 

実はこのスラムダンク。組織をまとめる時、人を鼓舞する時、なんと使える言葉の多いことか。そして出どころを私たち世代前後10年は知っている率が高く、イメージしやすいのも一役かっているようです。スラムダンクに関する考察本なんてものも、でていたりします。

今の職場も前のパート先も、月末期末に数字を上げるための掛け声、妙に既視感が…と思うと出どころはここなパターン多し、です。マネージャー世代が昔読んでたから⁉︎。

 

また親的には非常に安心な、完全スポーツ漫画です。私が小学生に与えるくらいなので、R設定は暴力シーンがほんの少しあるだけですし、あれは名言『バスケがしたいです』に必要な状況なのです。

完全無菌状態で子育てするのでなければ、むしろこの世の中の汚い部分を感じさせつつも、毒が少ない、また先に救いがあると親自身が知る、安心な漫画ということでのご紹介でした。