子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録&中高一貫校でのアレコレ

うちの子たちの中学入試振り返りと、その後の学生生活でのあれこれを、時系列はばらばらですが気侭に書き散らかしています。

入塾説明会と体験授業

中学受験業界は新年度も始まり、入塾説明会や体験授業やイベントや特典入会など、いろいろありますね。

いまや私の興味のほとんどは大学入試に向かっていたので、中受に対してセンサーはまったく働いていなかったのですが、昨日ネイルサロンの帰りにたまたま同じバスに乗り合わせた親子のお話。

 

おそらく新3年生の男の子とお母さん。わりと空いていた車内で、2人掛けの窓際に座った私の隣に、その男の子が座らされお母さんは斜め前に立たれました。

母『どうやった?、難しかった?』

子『うん』

私(あー、体験教室かな。そんな時期かぁ。)

母『算数できた?』

子『AはできたけどBはわからなかった』

母『○ちゃんは?。同じクラスにいた?』

子『うん』

私(学校一緒のお友だちかな〜。いたら楽しいよね〜)

母『○ちゃん、賢いやろ。絶対賢いわ』

子『うん』

会話終了。母の視線は携帯に📱。。。

 

あかーん💦。そこで終わったらあかんの。

何が解けて何が解けなかったか、きっと塾初めての子からみたら塾の先生の解法は魔法みたいなはず。それを知った感動を聞いてあげてーっ!。きっともっと言葉が出てくるから!。

というのが私の心の叫び。その後、私は声をかけるなんて勇気ある怪しい人になりきれず、親子は次のバス停で降りていかれました。

お子さんのお行儀もよく、お母様も上品なファッションでエルメスのバッグを持たれてたりときっといいご家庭なんでしょうけど、もったいないなぁ。子供を塾にいれたら、塾が賢くしてくれると思ってがちな。なんて私の偏見だといいんですが…。

学校の勉強がちょっとよく出来る子が受験塾でちんぷんかんぷんなのは当たり前。わかった?ってわかるわけないやん。出てる芽🌱を摘むとかでなくて、見えてない?。

出来ないことの方が多いスタート時期、一つ一つできることにしていく喜びを感じさせるのは、先生だけじゃなく親にとっても大切な役割です。

体験授業や説明会で塾行脚もいいけれど、子供が体験授業で受けた刺激をいかに生かせるかは、親の手腕にかかってるのではないかと思います。勝手に育ってくれる得難い子もいますけどね、それも結構な比率で。

 

 だからね、一個一個できることを増やすために場数がいるの。経験値がいるの。出来ないと言ってしり込みしてちゃ、成長しないの。もう親がよく出来ました💮って褒めても物足りないでしょ?、中高生にもなったら。自分で自分をもっと育ててあげてーっと、親子に言えなかったもどかしさの代償に、こじつけまがいの熱弁を我が子に向かってふるった昨夜でした🌙