子供たちと走り抜けた関西中学受験の備忘録

私たち親子の中学入試までの日々を振りかえり、少しでもこれから挑戦される方の参考になればと思います。

ゼロからつくる

外で遊ぼう、と繋がる話しが多いです。

そしてこれも読んだ本からの知識であり共感した考えであるので、私独自ものではありません。

 野外活動。

自然の中で過ごす時間は、予測できないことが多く、子供にたくさんの良質な刺激を与えてくれるそうです。

 

そういえば、『空気の匂いとか空の高さで季節ってわかるよね?』と子供たちに聞いたことがあるのですが、ぽかーんでした。娘は金木犀の匂いでわかるとか、息子は気温を感じるんと違うん、という反応でしたが違うのです。季節ごとに匂いがあるのです。

季節感を目に見えるものでまず感じてしまう街中ではなかなか厳しいけれど、春は草や土の匂いが日々瑞々しく強くなってくるし、夏は今が生命力の頂点といわんばかりの草木の匂いや虫の匂いに遠くで降った雨と熱気で熱くなったアスファルトの匂いが混ざって漂ってくるし、秋は香ばしい枯葉の香りが日々澄んでいく空気に広く拡散されていくのを感じ、冬は冷たく寒く大気のチリやホコリも静かに地面に落ちて高い空からいずれ降ってくる雪の匂いがします。なんて言葉で書いたら陳腐なんだろう。また季節の変わり目も違うのです。残念ながら28歳の頃にデビューした花粉症のせいで、ときどき季節感どころではなくなるのですが。

この感覚は、やはり私の幼い頃に繋がっていきます。原風景は田んぼから見上げた山々ですから。

 

電子画面でチカチカ与えられるものも、多いでしょう。便利でしょう。

でも、使いこなすものであり、使われるものではありません。今の子供たち、使われてますよね?。そして私たち大人も、きっとそちらに時々傾いてしまう。

キャンプに行ってください。いっぱい行ってください。大人もその時はアナログな本しか読んじゃダメ。もちろん子供も電源のいるゲームはダメ。やるならカードゲームが限度です。ひさびさにトランプタワーを作りましょう。大人も酔っ払って作るとなかなか難しいので、妙に盛り上がります。

それ以前にテントを張るのも大変。火をおこすのも大変。ご飯を作るのも大変。防寒も防虫も大変。夜に雨が降るかもしれないからそこも対策を。誰か1人だけの頑張りじゃ乗り切れません。参加してる誰もがなにかを担わなくては。

まだうちの子達が未就園児だったか幼稚園の年少さんだったか、関東に住んでいた時に連れて行ったキャンプで、彼らは枝と木の葉を集めてルールを作り、独自ジェンガもどきで遊んでいました。

また別の時に友人家族といった時は、やや年上(それでも小学3年くらい)の発案で、たしかヤマモモを拾い集めて他サイトの方に配り、時々おやつを貰って帰ってきたりとか。彼女の企画力に脱帽した思い、今も強く残っています。こちらのご両親は幼少期はとにかく遊び重視の方々でした。

余談ですが、この時に某キャンプ雑誌が取材に来ていて、なんと表紙になりました!。友人宅のオレンジの車が表紙映えした模様。

 

何かしら子供には遊びを作る力って備わっているのだと思います。それを、DSや携帯という枠があることで伸ばせなくなるのじゃないかと、ちょっと不安になります。ツールはツールとして使えばいい。でも、それが無くても退屈だとかする事が無いと感じるようならば、問題あり。ゴムはまめに伸ばしてると柔らかく伸びますが、コチコチになるまで放っておいたのを急に伸ばすとプチっと切れるのと同じイメージなのです。

きっとその先の人生、人が決めたことをすることを上手にすることはできるでしょう。勉強しかり、仕事しかり。

じゃあいざ、人の上に立つような年齢やポジションに立った時。部下に指示できるようになるでしょうか?。決めることはできるでしょうか?。自分の責任で部下に挑戦を促せるでしょうか?。

既存のものを改善すべく、分析し、組織に提案し、プレゼンし、試行し、最後に組織に浸透するまで面倒みきれるでしょうか?。

勉強できて東大京大医学部に入れる力と、creativeだったりinnovativeな仕事ができる力は別なのだと思うのです。会社に入り組織に入った後に、誰かが教えてくれるものではないし、教えられるものならばそれ以上のものではないからです。枠を作った人以上にはなれない。

もちろん、勉強も創造力もどちらの要素を持った方もたくさんおられます。でも私がたかだかウン十年で見てきた中で、仕事を作り出せる人の多くって子供の頃にいい子ちゃんでは無かっただろうな…と、思わせる何かがあるのです(笑)。あの時代のヤンチャは、家の外を走り回っていた、サザエさんのカツオのヤンチャであったはず。

NHKプロジェクトX的なことを成し遂げた人たちは、古き良き昭和の人々で、工夫しなければ便利にならず、どうすればいいのか足掻いた結果が"風の中のスバルであり砂の中の銀貨"なのだと思います。

満たされている与えられている現代っ子、ゼロからモノを作り出せるのか、次世代を担えるのか…。これがまさにうちの2人ともが直面している問題。だから答えはありません。ハングリー精神なんて見当たらない彼らに、必死になれと言い続けたり、そんな環境が与えられないかと知恵を絞ったりしてるのが日々の私。

それこそ、こんなことやってみて効果があったよというものがあれば、ぜひ教えてください。